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ディープフォレスト
第3章 命題
一方
手当をしてもらった
エバーは
夜が明けて
辺りが明るくなると
みんなに別れを告げて
一人集落をあとにした。
やはり
アキトのことが気がかりで
いてもたっても
いられないのだ。
昨夜も
心配のあまり
夜中に住処を出て
アキトを探して歩き
狂獣に遭遇してしまった。
焚火や焼ける肉の臭い、
おそらく
そうしたものが
狂獣にとっても
目印となって
しまったのだろう。
ということは
その場に留まるアキトが
次に
狂獣に
襲われる可能性が高い。
早く仲直りをして
エバーのもとへ
帰ってきてほしいと
そうエバーは願っていた。
ズキズキと痛む傷口を
庇いながら歩くエバーは
夜に
睡眠をとらなかったことから
だいぶ疲労もしている。
(お水……冷たいお水が飲みたい)
足は自然と
川へ向いていた。

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