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ディープフォレスト
第3章 命題
「何をしている!」
アキトが叫ぶと
一人がパッと跳ねて
距離を取った。
その動きは
四つ足の獣を思わせる。
今も
腕を地面について
屈んだ姿勢のまま
唸り声をたてていた。
(……何だ、コイツ!?)
よく見えないから
余計に緊張は高まる。
アキトは
見たこともない
魔物にでも遭遇した気分だ。
「気をつけて、アキトっ」
草むらで
倒れていたのは
なんとエバーだった。
どこか怪我でもしたのか
こっちへ来る様子はない。
「エバーか?こんなとこで一体……あ、」
エバーに気をとられた隙に
もう一人が
四つ足のまま逃げて行った。
「なんだったんだ、あれ……」
しばらく
後ろ姿を見送って
見えなくなると
アキトはエバーに近付いた。
「大丈夫だったか?」

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