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愛おしいキミに極甘な林檎を
第62章 愛おしいあなたに……

「嬉しいな。またしようね」
寄り添っている私のおでこにちゅっとキスをしてきて髪を撫でて可愛がってくれる。
ひとりで何かをしている時は頭が痛いと感じることがあるのに、こうして甘えていると都合のいいことに健康的な自分が現れる。
「こうやって肌を合わせている時に色々思い出せたんです。ソラ先輩のぬくもりと自分のことを……」
「……ふうん。その手もあるのか……」
自分に変化があったことを教えるとソラ先輩は何か含んだような言い方で納得しているようだった。
何を考えているのか分からないけど、聞かなくてもそれがいいことだと分かるから聞かずに黙っていた。
「セックスをしても体調がいいなら結婚式も大丈夫そうだね」
「はい。私もこの調子なら大丈夫な気がしてます。
明日と明後日眠ればその日がやってきますから」
「元気になって本当によかった。風邪を引かないうちにお風呂に入ろうか」
「あはは。今日も一緒に入るんですか?お風呂も一緒に入りたいとかソラ先輩ったらスケベですね」

