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愛おしいキミに極甘な林檎を
第61章 真実の愛と花嫁の決意

「っ……」
知っている人が傍にいないからきっとみんなに心配されているに決まっている。
早くスマホで連絡をしないと……。
近くに置いてある自分のバッグへと手を伸ばそうとすると、新くんが私のスマホを摘んで見せてくる。
「お姉さんのスマホは電源を切らせてもらいましたから。大空さんから連絡は来ないですよ」
「返して……」
「悪いですが返せません。居場所を知られては困りますから。
どっちにしろ、こんなことをしてしまったんですから僕はもう終わりなんですけどね。
でもせめてこの憎しみだけは晴らして終わりたいです」
横になっている私の体を仰向けにするとブラウスのボタンを外してきた。
しかもキャミソールを捲り上げられた後にはブラジャーの上から胸を鷲掴みされる。
「んっ……、彼女が…いるじゃないですか……」
「自販機はここの近くにないし、当分帰ってこないですから。……この状態でお姉さんの体を汚せば大空さんは立ち直れないでしょうね」

