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【R-34】
第5章 知られた秘密
そこで言葉がやや暫く止まったままだったが圭吾は忍耐強く待ち続けた。

真奈のペースで話を引き出してやりたい。



何も言ってくれない圭吾に、真奈は仕方なく言葉を続けた。


「だから、協力して……欲しいの」

「何を?何を協力すれば良い?大丈夫だから、教えて」


圭吾の言葉に安心したように、愛奈が漸く恥じらいながら少しずつ話始めた。



今書いている官能小説の主従関係。

主人公のように、この玩具達で攻めて欲しい。


一度や二度イッたくらいで攻めを止めないで。


何度も繰り返しイカされたい。

最低でも一時間ずっと。



優しいあなたにこんなこと頼むなんて……ごめんなさい。




それを圭吾は静かに、でも内心心を踊らせながらその話を聞いていた。



聞きながら静かに興奮していた。

彼女から、それを求めるだなんて。




圭吾のそれが固さを増す。

圭吾の心の奥底に無理矢理沈めていた欲望がゆっくりと浮かび始めた。
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