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第2章 母の生き様

首を左右に振る母。

母「私は知らない。そんな
手紙を送った事は･･･。」

私「だと思ったよ。
母さんの性格からすると、あんな
ねちっこい、やり方はする筈がないし、
知ってたら絶対に止めていたと思う」

母「･･･。ごめん。
もう、あんた達には関わらないと
言ってたから･･･。」

私「あいつは母さんを完全に奪い取った事を
その事実を俺たち親子に示したかったんだと
思うよ」

母「ぅぅぅ、ぅぅぅ、ぅぅぅ」

立ち上がり私に抱きついて泣き崩れる母を
しっかりと抱きしめながら。

私「沢木は死んだ。いくら恨んでも
恨みきれない奴だけど、
死んでしまったら憎む気持ちも
なくなっちゃたよ」