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第5章 ﾊﾞｽｸ風ﾁｰｽﾞｹｲｸ②

がに股でテーブルの上に仰向けに倒れたその姿は、食われる寸前の丸焼きローストチキンとそっくりだ。

「ﾊｧっ‥ﾊｧっ‥ﾊｧっ‥ﾊｧっ‥‥!!」

「呼吸が辛そうですね。少し責め方が強引だったか……。平気ですか？」

「‥ﾊｯ‥…ﾊｲ‥‥とて も…幸せ……」

「そうですか」

「あなた！お願いです…ｯ……ﾊｧ
‥いれて‥…、あなたのを、いれて…！
ﾊｧ、ﾊｧ…、あなたがすごく欲しいの……!!」

疲れ切ってろくに動けもしないくせに、三恵は休息なんて求めない。

余裕たっぷりに舌なめずりをしているレイプマンに、どうか自分を食ってくれと頼んでいる。

「わたしの中にいれてください！」

「……ふ、ふふ」

圧倒的、優位。

完璧な屈服…。

目の前の人妻が淫らで無様であればあるほど沸き立つ優越感。そして、この女への愛情…。



「──…堕ちたな」