この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
鬼ヶ瀬塚村
第13章 人間道
『鬼って…?』

ドドーン…また力強い地響きが鳴る。
随分近くに雷が落ちたようだ。

真理子さんは僕の言葉を無視したのか、あるいは聞こえなかったのか返事をしなかった。
彼女の両肘がゴソゴソ動きながら下へと下がっていく。

そして…パチャッ…湿った音を立てながら彼女がシャツを脱ぎ捨てた。

『真理子さんッ?』

ピカッ…再び空間が雷の光によって白くなった。
ゴロゴロゴロ…そしてまた内臓をえぐるような音を唸らせる。

真理子さんは黙ったまま、後ろ手で背中の真ん中にあるブラジャーのホックに手をかける。

『真理子さんってば!』

ブラジャーが…パチャッ…と地面に落ちていった。彼女は僕の声に耳を貸さない。黙ったまま、スカートのファスナーをスルスル下げていく。
バシャッ…赤く長いスカートが真理子さんの足元へと落下していった。その赤い輪の中で、今度はパンツへと手を伸ばす真理子さん。

『真理子さんってば!!』

僕は立ち上がった。
目の前で彼女はパンツを下げていく。そして最後のその小さな布をポトリと手から落とした。

美しく艶かしい白い肢体に長く黒い髪が絡み付いている。

目の前の真理子さんは裸で立ち尽くしていた。
ただ、不気味に音を発せず背中を向けたまま…。
/486ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ