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愛されたくて ~わたしってイケナイ人妻ですか?~
第13章 マリ…喪失まで

また逢いたい。


メールや電話じゃなくて
逢って肌で確かめたい。


そんな想いが
日ごとに大きくなっていく…。


けれど
マリにも私にも仕事や家庭があり
それぞれの事情もある。


月に1回か
多くても2回くらいの
マリと過ごす時間だけが
私にとって唯一
女を感じていられる時間だった。



マリと肌を重ねるたびに
私の中のマリの存在が
大きくなっていく…。


『好きだよ』


『愛してる』


そんな短い言葉だけで
私はじゅうぶん幸せな気分になれた。




マリは
束縛されるのが嫌いで
動物に例えるなら…猫みたい。



犬のように
ご主人様に忠実ではなく
自分の生きたいように
自由に気ままに生きている。



だからこそ
特定の彼女は作らず
私のように
結婚を迫られることのない相手を選んでいる。



そんなことは
とっくにお見通しだったけれど…

マリに嫌われるのが恐くて
マリが私を必要としていないと感じたときは
なるべく連絡をしないようにしていた。



ホントは
ずっとマリにかまって欲しくて
メールが来ていないかどうか
携帯を見るのは止められなかったけれど。



私はわざと
マリの前では
自立した女を演じていたんだ。



けれど
私が想像する以上に
マリは私の心の中に入り込んでいた。



それは…
失って初めてわかること。



このときの私は

マリを失うなんてこと

想像すらしていなかったから…。








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