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第12章 マリ…２度目の約束

わけもわからないまま突然求められ
それでも反応してしまう
そんな自分の身体が恥ずかしかった。



私の快楽への入り口で
マリの指が細かく震わせるように動きながら
行ったり来たりする。



強く…弱く…
じらされているような
マリの指がもどかしくて

私は…知らないうちに
マリの指を求めて
腰を動かしていた。



『ふふっ
　…そんなに気持ち良いの？

　ねぇ？
　みゆきはどうしてもらうのが好き？』



そんな恥ずかしいこと
言えるわけ…ない。



私が何も言わず
目を伏せたまま
されるままになっていると

突然マリが
大きく膨らみかけた部分を捕まえて
そこをそっとくすぐった。



びくんと身体が跳ねて
思わず声が漏れてしまう。


「あっ」


『やっぱりココが良いんだね』


息苦しいくらいの快感がたまらなくて
なんとか逃れようとして
身体を移動させようとする。



けれど
マリも私に寄り添って身体をずらし
その敏感な部分から
指を離そうとはしない。


『みゆきのココ

　ぷっくり膨れて

　ピンク色してて

　可愛いね』


そう言って
マリはふーっと息を吹きかけたあと

その部分に口を近づけて
舌先でちろちろと先端部分を舐めたあと
唾液を垂らして
たっぷりと潤わせた。



マリの細い指が
私の敏感な部分を
小刻みに振るわせる。



その執拗な動きに
私の口からは
しだいに大きな声が漏れ始めた。


「あぁ…あぁん…」


それ以上動かしたら…


「マリ…だめ
　イッちゃう」



『イッてもいいよ
　見ててあげるから』



その言葉に驚いて
目を開いてしまった私に
そっと…マリは
キスしたのだった。