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第17章 亮輔…失った記憶

どうして…？



何があったの…？



シャワーの蛇口をひねって
ぬるめのお湯を出す。





カクテルを飲んだ後…？




いったい何があったの？







ダメだ。





何も思い出せない。





何も覚えていない。







そのとき
背中に焼けるような痛みを感じ
ふと我に返る。





カクテルの中に
何か薬が入っていたとしたら…？






それを飲んだ私は意識を失って

亮輔に乱暴された…？





そう考えるのが普通だろう。






けれど…

あの亮輔がそんなことをするなんて…

私には信じられなくて…。





シャワーを浴びて
身体を綺麗にした後

私はテーブルの上に置かれた
一枚の紙きれを見つけた。







そこには…










『みゆきのおまんこ

　チョー気持ちよかったよー！

　まだ起きないみたいだし帰るねー

　バイク、ありがとー！』









絶望感が

心の中を

埋め尽くしていく…。








けれど…

どうしてこうなったのか…？





私には…

まだ理解できなかった…。







あの可愛い亮輔が

意識のない私に

そういう行為をしたとゆう事実が

どうしても受け入れられなかった…。