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愛されたくて ~わたしってイケナイ人妻ですか?~
第15章 亮輔…失踪?

亮輔から連絡がなかった1週間。
私がどれだけ
亮輔に依存していたのかを思い知らされた。
亮輔に頼られている
お姉さん的存在なんだと思っていたけれど
実際はそうではなかった。
何でも相談してくれる亮輔の存在に
私が依存していたんだ。
亮輔の相談に答えることで
私の存在意義を確認していたのかも知れない。
思い通りにならない自分の生き方を悲観して。
思うまま自由奔放に生きる亮輔を通して
自分自身が自由に振舞っているように感じていたんだ。
そんなことを思い知らされた1週間だった。
もちろん
私がそんなふうに考えていたなんて
亮輔は思ってもみなかっただろうけれど。

