この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
愛されたくて ~わたしってイケナイ人妻ですか?~
第15章 亮輔…失踪?

亮輔からの連絡が途絶えてから
約1週間後のある日のこと。
突然、携帯の着信音が鳴り響いた。
携帯には、亮輔の文字。
慌てて電話に出る。
「いったい、どうしてたのっ?
心配してたんだからっ!」
亮輔が喋るのも待たずに
激しい口調で問いただしてしまう。
『ごめん…
ちょっとヤバイことになって
病院送りになってた…』
亮輔の弱々しい口調に驚き
病院とゆう単語に反応してしまう。
「病院って、いったい何があったのっ?」
『んと…ひかれちゃったんだよね~』
「ひかれたって、車に?」
『そう、車に。
コッパ微塵に砕けちゃった!』
「ん?何が?」
『携帯が』
「亮輔は何ともないの?」
『かすり傷っつーか
骨1本くらい(笑)』
「大丈夫なの?」
『うん。
俺はすぐ退院できてんけど
なかなか新しい携帯が買えなくてさー』
「で、連絡出来なかったってわけか」
『そーゆーこと』
私がどれだけ心配してたか
わかっているのだろうか?
あほらしくなるくらいのノー天気な声と理由に
怒る気力も失せてしまい
同時に大きな安心感が私を包む。
とにかく
亮輔が無事で
本当に良かった…。

