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愛されたくて ~わたしってイケナイ人妻ですか?~
第15章 亮輔…失踪?

亮輔からの連絡が途絶えてから
約1週間後のある日のこと。



突然、携帯の着信音が鳴り響いた。


携帯には、亮輔の文字。


慌てて電話に出る。


「いったい、どうしてたのっ?

 心配してたんだからっ!」


亮輔が喋るのも待たずに
激しい口調で問いただしてしまう。


『ごめん…
 ちょっとヤバイことになって
 病院送りになってた…』


亮輔の弱々しい口調に驚き
病院とゆう単語に反応してしまう。


「病院って、いったい何があったのっ?」


『んと…ひかれちゃったんだよね~』


「ひかれたって、車に?」


『そう、車に。
 コッパ微塵に砕けちゃった!』


「ん?何が?」


『携帯が』


「亮輔は何ともないの?」


『かすり傷っつーか
 骨1本くらい(笑)』


「大丈夫なの?」


『うん。
 俺はすぐ退院できてんけど
 なかなか新しい携帯が買えなくてさー』


「で、連絡出来なかったってわけか」


『そーゆーこと』


私がどれだけ心配してたか
わかっているのだろうか?


あほらしくなるくらいのノー天気な声と理由に
怒る気力も失せてしまい
同時に大きな安心感が私を包む。




とにかく

亮輔が無事で

本当に良かった…。



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