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愛されたくて ~わたしってイケナイ人妻ですか?~
第14章 亮輔…出逢い

『じゃ、仕事行ってくるから』


「行ってらっしゃい、頑張ってね」


心が和むひと時。


こんな新婚家庭の会話のような
メールを何度繰り返しただろうか?


適当に相手していただけの亮輔とのメールが
今の私にとっては
なくてはならない存在になっていた。



そんなある日
私は亮輔のメールを見て目を疑った。


『電話ちょーだい!』


メールには
確かに電話番号が書かれている。


「ちゃんと彼女もいるくせに

 オバサンをからかうのもいい加減にしなさい!」


と返事はしてみたものの
胸の鼓動はドキドキ高鳴っている。


『冗談ちゃうから

 マジメに相談事

 メールじゃ説明できひんから』


そんな亮輔の説明に
疑うこともしなかった私は
電話をかけてしまったのだった。



コール音が数回


この瞬間が一番緊張する。



『もっしもーし

 みゆき?』



軽い調子の亮輔の声に
張り詰めていた緊張の糸が
腰が砕けそうなくらいに解けていく――。



「みゆきだけど、用件は?」


わざと、いじわるく言ってやった。


『そう怒るなって

 相談があるのはマジなんだから』



ちょっと拗ねたような亮輔の声。



それは
想像していた少年ではなく
ずっと大人の声だった――。



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