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身代わりの王妃~おさな妻~続・後宮悲歌【후궁 비가】
第4章 第一話【桜草】 蜜月と裏切り

明姫がしゃくり上げながら言った。
「ユンが可哀想で。私、ユンがそんなことまで考えてたって、全然知らなくて」
明姫は頬を流れ落ちる涙をぬぐいもせずに続けた。
「なのに、ユンはそんなに優しい眼をしてる。淋しかったはずなのに、いつも誰にでも優しい。私、ユンの夢を応援するから。あなたがさっき話してくれた―誰もが幸せに暮らせる身分差のない国を作るっていう夢を応援する。ずっと、あなたの側にいて、私にできることがあれば手伝わせて」
「明姫」
ユンが泣いている明姫を引き寄せた。
「私は今、幸せだよ。こうして、生涯にただ一人の想い人にめぐり逢えた。そなたはいつもただ私の側にいて、笑っていてくれれば良い」
「ユンが可哀想で。私、ユンがそんなことまで考えてたって、全然知らなくて」
明姫は頬を流れ落ちる涙をぬぐいもせずに続けた。
「なのに、ユンはそんなに優しい眼をしてる。淋しかったはずなのに、いつも誰にでも優しい。私、ユンの夢を応援するから。あなたがさっき話してくれた―誰もが幸せに暮らせる身分差のない国を作るっていう夢を応援する。ずっと、あなたの側にいて、私にできることがあれば手伝わせて」
「明姫」
ユンが泣いている明姫を引き寄せた。
「私は今、幸せだよ。こうして、生涯にただ一人の想い人にめぐり逢えた。そなたはいつもただ私の側にいて、笑っていてくれれば良い」

