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身代わりの王妃~おさな妻~続・後宮悲歌【후궁 비가】
第4章 第一話【桜草】 蜜月と裏切り

「―嘘でしょ」
「私が嘘を言って、何か得があると思うか?」
「ないわね」
「そう思うなら、少しは反省することだな。お祖母さまはこうもおっしゃっていたぞ。明姫は賢くて優しい娘だが、思ったことがそのまま顔や態度に出るから心配なのだと言われていた」
「何、それ。まるでお祖母さま自身のことじゃないの」
明姫がまた膨れるのに、ユンがほっぺたをつつく。
「気安く触らないで」
「私は未来の良人だから、特別にそなたに触れる権利があるんだ」
「変な理屈」
「私が嘘を言って、何か得があると思うか?」
「ないわね」
「そう思うなら、少しは反省することだな。お祖母さまはこうもおっしゃっていたぞ。明姫は賢くて優しい娘だが、思ったことがそのまま顔や態度に出るから心配なのだと言われていた」
「何、それ。まるでお祖母さま自身のことじゃないの」
明姫がまた膨れるのに、ユンがほっぺたをつつく。
「気安く触らないで」
「私は未来の良人だから、特別にそなたに触れる権利があるんだ」
「変な理屈」

