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優しいヒトに虐められてます。
第7章 おねだり
彼は名前だけを口にした。
少しドキッとする。

「ん?」

指は止まらない。
トントンされてハルの快感も止まらない。
もうじゅわじゅわ愛液が染み出している。

「偏見に囚われちゃだめ。
幸せをよくないものだと思ったら、もう二度と
純粋な幸せを感じられなくなっちゃう。

別に暴漢に辱められてるわけじゃないでしょ?
それとも、ハルはまさか僕のことを
そんな風に見てるの?」

ふるふる、とハルは首を振った。
そんなわけない。
声はほとんど出せなかったが、きっと伝わっている。

「じゃあ、幸せは幸せとして受け取って。
ハルが幸せなら、僕も幸せになるから」
「うん、わかった……
ごめんなさい……ありがとう……」

「長く焦らしてごめんね。
もうずっと同じ刺激を続けられて
早くイキたくて仕方ないよね」

「うん……もうイキたい……
気持ちよくしてくる?」
フフッ、と笑うのが耳元で聞こえた。

「もちろん」
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