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熱・愛・契約~熱・愛・事変
第3章 混・乱・事変
「……つつつっ……まりっ……そそそそっそ」
つまりそれは、彼女とマンションの部屋で二人きりという事になる。危険極まりない!
夜も更けたこの時間、シャワーを浴びた素肌に薄いパジャマを着ただけの無防備な彼女と、邪な妄想と欲を膨らませている、女に久しく触れていないむっつりスケベな男が――そうそう、それって正に僕の事だ!と、堺は膝を打ちそうになるが、しのが目の前で真剣な眼差しで見詰めているのに気付き、ドキドキ半分びびり半分で後ずさる。
ステージの上の彼女は勿論光輝いていたが、今の化粧っけの無い素顔の彼女は何とも言えず可憐で、堺の胸の奥は否応なしに疼いてしまう。
「私が噛みついて……痛かったですよね」
キツく見えた大きな瞳は、柔らかい輝きを宿し堺の唇を捉えて、潤んだ。

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