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熱・愛・契約~熱・愛・事変
第7章 女帝との対面
「アウチッ」



 堺は叩かれた衝撃でよろけて壁に顔面をぶつけ、顔を付けたままズルズルとへたり込み力無く呟いた。



「だ……だ……だだだって……お母様……とか呼ぶのはちょっと……図々しい……ような気がしたしーー」

「もう……だからって何でママ上?可笑しな堺さん!」



 おかしな、という言葉が堺の胸にグサリと刺さり、その場に固まってしまうが、しのがしゃがんで彼を包み込むように抱き締め、ビクリと震えた。



「大丈夫って、何が大丈夫なの?」

「うっうううう……ん……ききき君のお母さんーーいやママーーいやお母さんっ……い……いやっ」

「呼び方なんて何でもいいわよ?」

「そ……そそっそそうかい?」

「ママが、なんて?」



 しのは彼を抱き締め、青くなったり赤くなったり忙しい彼を見上げた。



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