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熱・愛・契約~熱・愛・事変
第5章 乱暴でもいいから、奪って
ビクビクと面白い程に堺は震え、しのの指の動きに逐一反応する。
しのは指で触れている内に、筋のような窪みを見付けて其処をそっと撫でてみた。
すると彼がまた短く切なげに呻き身体を仰け反らせて、しのの指先に生暖かい粘りけのある何かが絡み付く。
「……なんか出てきた……?」
しのは純粋に驚いていた。
しのは男性自身を実際に目にしたことがない。性に関する知識が全くないわけではないが、その手の描写のあるコミックを読んだ事がある位だ。
セックスの手順はお互いがキスをして服を脱ぎ、秘部を触りあっている内に気分が高まってきて、身体に何らかの変化が起きていわゆる「本番」へと突入する、という物だくらいにしか考えていない。
女が男の物を触って男を喜ばせるという行為は知っているが、しのが読んだコミックには男性自身から何か生暖かいものが垂れてくる、といった生々しい描写はなかった。

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