この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
恋いろ神代記~縁離の天孫と神結の巫女~
第23章 天地開闢
返事を期待した訳ではなかった。ただ自然と、その疑問が口をついて出てしまった。むしろ何故今まで、それを問わなかったのか。神依という稀な存在の一部として、いつの間にか享受してしまっていた。
 (いや……)
それでも一度だけ、斎水分神が子龍について語った。何か暗い、“うろ”のようなものがあると。
 ──魂自体が生まれて日が浅く、現世よりも常世に近いか……或いは根の国に至り生まれ変わるまで、満たされぬ境遇の魂だったのか──
 しかし子龍はそんな素振りもなく、無邪気だった。八衢で拾い上げた時、最初から神依にくっついていたのは確かに気にはなるが、淡島に在った頃はとにかくよくなついていた。もしかしたら、人を見分けてもいたかもしれない。
 最期は神依を護ろうとしたというし、また肉体を失ってもその御霊は日嗣を導いてくれた。
 『……』
そしてその日嗣の問いに女神は少し考える素振りを見せ、
『それは……いえ。やはり、あなたが自分で話した方がいいでしょう』
赤子を抱き直すとその場にしゃがみ、子龍の骨をゆっくりと地に下ろした。
 「……!」
するとその場に泥の形をした穢れが滲み、骨は水を得たようにばしゃりとその身をくねらせる。
/1229ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ