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愛欲の部屋
第1章 プロローグ
 これは陵辱とは全く違う、純粋な屈辱だった。
 集団での陵辱は、陵辱する側も快楽を貪っている。
 私がどれほど浅ましく快楽を貪ろうが、お互い様だ。
 お互いに裸だし。
 見ても、見られても、その恥ずかしさはお互い様だ。
 けれど、今日は違う。
 落ち着いて、服を着た男たち、それに女たち。
 その前で裸に剥かれ、犯され、しかもそれを感じて絶頂を何度も何度も訴える……
 あげく、顔面に射精され、塗りたくられ、その顔をマジマジと見られる!
 それも同性に!
 しかもこれから始まるのは浣腸だ!
 一方的に責められ、排泄の様子まで観られる。
 それも女たちに。
 絶対に、嫌だ。
 想像するのも恐ろしかった。
 ミキはそこにいる男女にイチジク浣腸を一つずつ配った。
 8本だった。
「袋を破いて、キャップを取って下さい。……出来ましたか? そしたら、それを軽く口に含んで湿して下さいね」
 男3人、女5人がそうする光景はあまりにもおぞましかった。
 私は全裸の男たちに床にねじ伏せられ、全裸でお尻を客席に向けて突き立てるという、女としておよそあり得ない浅ましいポーズを取らされた。
「それでは一人ずつ、お願いします」
 良く知るイチジク浣腸の切っ先が、アナルにねじ込まれた。
 私は「アッ」と声を上げた。
「この子、感じてる」
「本物の変態っているのね」
 次々とアナルが犯された。
 大丈夫、これなら我慢出来る。
 と思ったのもつかの間、8本が入れられ、激しい腹痛が始まった。
 
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