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愛欲の部屋
第1章 プロローグ
 私は初めて恐れ、本能的に逃げようとした。
 そして、知った。
 ボディーガードとばっかり思っていた屈強な男三人が、実は私が逃げないように見張っている、見張りなのだということを。
 しかも……
 汚したらいけないからと、コスプレのようなワンピースと下着まで会社から支給された服を着せられていたのも、こうして無理矢理、挽きむしられるためだったのだ。
 私は心底の恐怖に叫び、逃げようとした。
 けれど男三人の力には、かなうはずもなかった。
 私は少しずつ、本当に少しずつ、裸にされていった。
 私がこうやって逃げることもショーなのだ。
 そう考えると悔しくて、悔しくて、それでもじっとしていられなくて、逃げて、取り押さえられ、ワザと逃がされ、そして……
 犯された。
 女達の目の前で。
 わずかに残された布きれをまとったままの姿で。
 しかも、精神は絶対的に拒絶しているのに、体は激しく感じ、声が上がった。
 私の犯されている顔がよく見えるように、後ろから、次々と三人が入れ替わり、立ち替わり、しかも……
 一人3分と決められているらしく、機械的に、こちらの状態とはなんの関係もなく抜かれ、1分の休憩が置かれるのだった。
 私は最初、逝きたくて逝けなくて、焦れて焦れて身もだえた。
 けれど一時間が過ぎる頃には休憩の間もビクビクと逝き続け、叫び続けるようになった。
 閉じた目を開けると、女達の蔑んだ目があった。
 見たくなかった。
 見られたくなかった。
 私は三人の男の精液を顔に受けた。
 男たちは精液を私の顔中に塗りたくり、私の髪で手と男性自身を拭った。
 そして汚れ、異臭を放つ私の顔を、女達の前に差し出した。
 なんという屈辱!
 精液にまみれた顔を女達に見られる!
 私は泣いた、本当の屈辱に泣いた。
 なんの快楽も、甘美さもない、本当の屈辱!
 しかも、気がつけば、そこにミキがいて、蔑みの笑みを浮かべているのだった。
 私は本当の悔し涙に泣いた。
「皆さん、前座のレイプショーにはご満足頂けましたか? それでは本番の浣腸ショーに入ります」
 ミキは声優のような可愛らしい声で言った。
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