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3週間の情事
第5章 4日目
そしてつい、反射的に言ってしまった――――。
「時間がある時に、連絡しますね」
「えっ!?」
「折角連絡先も交換したのですから、使い慣れておきましょうよ」
「あ……そ、そうですよね。私、普段殆どそういうツールを使うお相手が居ないもので……お気遣い頂いてばかりですみません」
「なら、予行練習にもってこいですね。無理に返事とかしなくても大丈夫ですので」
「あ、いえ! 山之内さんがお忙しい中でご連絡をくださるのですから、即答で返させて頂きます!」
空森さんは物凄い気合を入れて答えると、さっきまで寂しそうだった瞳が急に光り出し、白い頬に赤みが刺してくる。
そんな彼女の様子に、さっき痛んだ胸がほっこりと和らいだ。
まだ空森さんのことを深く知った訳ではないけど、こういった初々しいというか純粋さは、彼女のひととなりなのだろう。
自分の周りには今まで居なかったタイプだからか、とても新鮮に感じてしまう。
――――なんて思うのは、烏滸がましいよな。

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