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第47章 彼氏彼女

どこにいても、そこにいるだけで、注目の的。
周りのみなが、振り向かずにはいられないひと。
そんな事、今更なのに。
そんな彼に、それこそ最初慣れなくて。
行く先々。
言われる言葉ひとつひとつ。
過敏に反応し、悩んだり、傷付いたり、してた。
けれど、それを毎日繰り返していれば、とてもじゃないが身が持たない。
悟ったと言うよりは、諦めた。
又は、受け入れざるを得ない。
そんな思いで徐々に、慣れてきていたはずだった。
なのに。
今日は、何故か。
彼の姿をこのカフェテリアで認めた時から、歩みは急激に緩慢になり。
遂には、ストップしてしまった。