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第46章 蕩けるキス

自分からした二回のどちらとも、違う。
全然、違う。
いいよね。
私、また、幸せになって、いいよね。
私、また、あなたじゃないひとを好きになっても。
好きになってしまったから、した。
したらどうなるか。
されたらどうなるか。
ずっと、ずっと、怯えてた。
ずっと、ずっと、心配だった。
そんなの、少しも思い煩う事なんて、なかった。
どうもならなかった。
満たされただけ。
その、ひたすらに優しいキスに、身も心も満ち足りただけ。