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蕩けるようなキスをして
第45章 夢の翌日
無言で。
足早に。
引き摺られるように手を引かれ。
廊下を突き進む陸の背中を、華夜子は黙って追うしかない。
いつだって必ず、自分の歩調に合わせてくれる彼の足なのに、今日は違う。
その長い脚で、大股に、廊下の真ん中を進んでゆくものだから、華夜子は必死について行くしかない。
さっきから、ずっと。
ひとことも発しない彼に、昨日から憂いていた事が確信に変わり、華夜子は居たたまれない気持ちになる。
「…陸」
玄関から正に外へ出ようとしていたタイミングで、思い切って声を掛ける。
それまでひたすら進んでいた陸の歩みが一瞬、止まる。
「…怒ってる?」
華夜子は勇気を振り絞り、問う。
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