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蕩けるようなキスをして
第44章 ファースト・キス
「…こんなに夜遅くまで、一緒にいるの初めてだね」
「…うん」
寒さと、夜の闇のせいなのか。
いつもよりも何となく、会話が続かない。
暫くの沈黙を経て、陸は遂に、意を決したように、開口した。
「あのさ、華夜-」
陸の呼び掛けに、華夜子は顔を向ける。
薄暗い街灯に照らされた彼女の面は、いつもとは少し、違って見えた。
灯りを反射して光る、濡れた、瞳。
暗闇に縁どられた、輪郭。
ただでさえ、夜の帳の中。
ひとり、無条件に昂ぶってるのに。
いつにも増して闇が彼女を妖しく際立たせ、陸は思わず前方に、視線を戻してしまう。
「その。一週間前の話なんだけど-」
陸が最後まで言い終わらぬ内に、華夜子が謝ってきた。
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