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蕩けるようなキスをして
第42章 もう一秒
次に何かをしたとしたら、それを合図に、訪れる一秒後に。
息を潜め、その口唇を、結んでいるしか。
「俺を困らせると、結果的に華夜もこうやって困る羽目になる」
-だから、離して。
-だから、離れて。
待っている内に。
待っているから。
心とは真逆の願いの為に、こんな事はしたくない。
手段として使いたくなんかないけれど。
どうしても、困るから。
流石に、離れてくれるだろうと踏んでの、行為。
本気で立ち直れないかもしれないな-ぼんやりと頭の片隅で、思いながら。
もう、数センチ。
もう、一秒後。
息を潜め、その口唇を、結んでいるしか。
「俺を困らせると、結果的に華夜もこうやって困る羽目になる」
-だから、離して。
-だから、離れて。
待っている内に。
待っているから。
心とは真逆の願いの為に、こんな事はしたくない。
手段として使いたくなんかないけれど。
どうしても、困るから。
流石に、離れてくれるだろうと踏んでの、行為。
本気で立ち直れないかもしれないな-ぼんやりと頭の片隅で、思いながら。
もう、数センチ。
もう、一秒後。

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