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蕩けるようなキスをして
第40章 優しいふり
そんな度胸がなくって、彼女に声を掛けられないだけだ。

『彼は突然、さよならも言わずに、私の側からいなくなってしまった。…彼は、もうこの世にはいない。天国に行っちゃったんだよ、陸-』

腕の中で、その細い手で、しがみ付いてきながら。
腕の中で、彼女が絞り出した、それ。
自分が教えてもらったのは、それだけ。
自分が知ってるのは、それだけ。
その話の衝撃に、暫く、何も言えなかった。
その後の彼女の悲痛な姿に、何も言えなくなってしまった。
ただ、彼女を落ち着かせるように、抱き締め続ける事しか、出来なかった。
分かったから。
大丈夫だから。
今日は、もう、帰ろう-そう、促す事しか。
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