この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
蕩けるようなキスをして
第40章 優しいふり
へえ-説明に小さく頷く陸に、乃愛は逆に質問を投げ掛ける。
「そういう櫻葉陸こそ、すげー早くない?…何?早朝から勉強してんの?」
テーブルに広げられたテキスト類やノートを見回し、乃愛は感嘆の声を出す。
「え?ああ、課題が出てたから…家にいてもさみーし。でも、暖房つけんのも勿体ないし?なら大学に早く来て、やっちまおうと思ってさ-」
「ふうん。こんな浮ついた見た目とは裏腹に、何気に櫻葉陸、お勉強出来るからねぇ?」
とても褒めてるとは思えぬ乃愛のそれに、陸は思い切り顔を顰(しか)める。
「…うるせー」
「だって事実じゃん?こ~んなちゃらい格好でさ。如何にも遊んでますみたいな外見でさ。…まあ、実際少し前までは、女遊び激しかったけどね」
いつかのように。
乃愛に非常に痛い所を突かれ、陸はたじろぐ。
「ほんと。華夜子に出逢ってから、櫻葉陸、大分変ったよね」
ふたつめの卵サンドを食べながら、乃愛は苦笑に似たそれを、陸に向ける。
ペンを弄りつつ、無言で乃愛の話を訊いてた陸だったが。
/1890ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ