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蕩けるようなキスをして
第6章 好きな女
「何度も言うけど、私のが一個年上なの。だから、すげー生意気なのはあなたの方。華夜子華夜子って、何度も呼び捨てにしないで。ちゃんと敬称付けて呼んでもらえる?」
「たかだか一歳の違いじゃん。名前くらい、好きに呼ばせてよ」
呆れたように、陸は言った。
しかし、彼女も負けてはいられない。
「なら、もう呼ばれたって、返事はしないから」
ささやかな脅しに、陸はあっさり譲歩した。
「なら、やっぱ、カーヤでいいじゃん」
「だから、それ!それ、私の事??生まれてから今まで、一度も呼ばれた事ないんですけど」
「え、そう?まあ、いいや。なら、俺が初めてって事でいいじゃん」
いや、だから、普通に華夜子さんでいいからさ-再度彼に言い聞かせようとして、耳の近くで、囁かれた。
「ところで俺の事はなんて呼んでくれるの?」
華夜子の瞳孔が開く。
「覚えてる限り、まだ一回も、華夜子に俺の名前呼んでもらった記憶がない。華夜子は、俺を呼んでくれないの?」
「たかだか一歳の違いじゃん。名前くらい、好きに呼ばせてよ」
呆れたように、陸は言った。
しかし、彼女も負けてはいられない。
「なら、もう呼ばれたって、返事はしないから」
ささやかな脅しに、陸はあっさり譲歩した。
「なら、やっぱ、カーヤでいいじゃん」
「だから、それ!それ、私の事??生まれてから今まで、一度も呼ばれた事ないんですけど」
「え、そう?まあ、いいや。なら、俺が初めてって事でいいじゃん」
いや、だから、普通に華夜子さんでいいからさ-再度彼に言い聞かせようとして、耳の近くで、囁かれた。
「ところで俺の事はなんて呼んでくれるの?」
華夜子の瞳孔が開く。
「覚えてる限り、まだ一回も、華夜子に俺の名前呼んでもらった記憶がない。華夜子は、俺を呼んでくれないの?」

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