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蕩けるようなキスをして
第38章 告白
華夜子の言葉に、陸の双眸は忽(たちま)ち開かれ、頬が紅潮する。
「もしかしたら今日が、陸との最後の日になるかもしれないって思った。だから私、今日は勇気を振り絞って、自分から抱き付いた。…せめて沢山、陸に抱いて欲しかった。だから-」
-だから、嬉しい。
濡れた、睫。
濡れた、瞳。
溢れる声をなんとか抑えようと、必死に結んでる、口唇。
そんな姿を、腕の中で見せられたら。
そんな例えようもなく可愛い姿を、こんな間近で見せ付けられたら。
「…だから。だから、なんだよ、それ」
陸は、戸惑いを隠せない。
だから、彼女は何を?
だから、もっと?
だから、嬉しい?
「もしかしたら今日が、陸との最後の日になるかもしれないって思った。だから私、今日は勇気を振り絞って、自分から抱き付いた。…せめて沢山、陸に抱いて欲しかった。だから-」
-だから、嬉しい。
濡れた、睫。
濡れた、瞳。
溢れる声をなんとか抑えようと、必死に結んでる、口唇。
そんな姿を、腕の中で見せられたら。
そんな例えようもなく可愛い姿を、こんな間近で見せ付けられたら。
「…だから。だから、なんだよ、それ」
陸は、戸惑いを隠せない。
だから、彼女は何を?
だから、もっと?
だから、嬉しい?

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