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蕩けるようなキスをして
第5章 卵焼き
「大学中の奴らに、華夜子を見せたかったのは本当だけど。嫌がらせをしたかったからじゃない」
「…」
「この俺でも、こんないい女を連れて歩けるんだって、自慢したかった。華夜子を、皆に見せびらかしたかった」
だから、手を繋いで、ここに連れて来た-陸は扇情的な眼差しで華夜子を捕らえた。
彼に囚われた華夜子は呼吸を忘れ、立ち尽くす。
暑さなんて、瞬時に奪われる。
あなたじゃない誰かに落とされそうな予感。
あなたじゃない誰かに落ちそうな予感。
彼の僅かに開(あ)いた唇から、出現する、赤い舌先。
彼女の反応を愉しむように、自らの口唇を一舐めし、陸は口角を上げた。
濡れて光るそれに、いつか攫われてしまったりしない?
私の唇を。
私の心を。
華夜子の背に、冷たい何かが、伝った。




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