この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
蕩けるようなキスをして
第37章 欲しいもの
いつもの繰り返しで。
最後の最後で、拒否してみせる彼女に、とうとう我慢がならなくなってくる。
「なんなの、お前?」
いい加減にしろと、叫びたくなる。
煽ってきたのは、そっちだ。
誘ってきたのは、絶対に、そっちだ。
今日の自分は、何もしないつもりだった。
必死に自分を、戒めていた。
そんな自分を誘惑しておきながら、釣れたら釣れたで、また拒絶するなんて。
愉しんでいる?
自分に溺れ、切なさに胸を焦がす俺を眺めて、愉しんでるのか?
言いようのないどす黒い怒りの塊が、陸の胸を支配し始める。
「お前が好きで好きで堪らない俺を翻弄して、嗤ってるのかよ?」
陸が言い捨てれば、華夜子は恐れの色が浮かんだ瞳で、彼を見る。
「…そんな事、してないよ。なんでそんな酷い言い方するの?」
最後の最後で、拒否してみせる彼女に、とうとう我慢がならなくなってくる。
「なんなの、お前?」
いい加減にしろと、叫びたくなる。
煽ってきたのは、そっちだ。
誘ってきたのは、絶対に、そっちだ。
今日の自分は、何もしないつもりだった。
必死に自分を、戒めていた。
そんな自分を誘惑しておきながら、釣れたら釣れたで、また拒絶するなんて。
愉しんでいる?
自分に溺れ、切なさに胸を焦がす俺を眺めて、愉しんでるのか?
言いようのないどす黒い怒りの塊が、陸の胸を支配し始める。
「お前が好きで好きで堪らない俺を翻弄して、嗤ってるのかよ?」
陸が言い捨てれば、華夜子は恐れの色が浮かんだ瞳で、彼を見る。
「…そんな事、してないよ。なんでそんな酷い言い方するの?」

作品検索
しおりをはさむ
姉妹サイトリンク 開く


