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蕩けるようなキスをして
第36章 待ち伏せ
華夜子の言葉を受け、陸は今度は優しく、彼女の瞳から涙を掬った。
なんとか落ち着いた頃、
「どこに行きたい?華夜」
陸に訊かれ、華夜子は暫し考える。
「…どこでもいいの?」
勿論-陸に笑われ、彼女は気恥ずかしさと共に、開口した。









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