この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
蕩けるようなキスをして
第5章 卵焼き
すっかり人気のなくなった中庭。
講義が入っている学生が多かったのもあるのだろうけれど、照りつける日光にこれ以上我慢が出来なくなってきた-それも理由としては大きいだろう。
無言を通し、暫くふたりでベンチに並んで座っていたが、やがて陸が気遣うように訊いてきた。
「おねーさん、暑くない?」
華夜子は彼を一瞥した後(のち)、吐露する。
「…暑い」
それを受けて、陸は苦笑する。
「だよね。…もうそろそろ、戻ろっか?」
名残惜しいけど-言って、彼は組んでた長い脚を解いた。
何が、名残惜しい?
今しも立ち去りそうにする陸を止めたのは、他でもない、彼女。
「…もう少ししたら戻る」
自分が、またしても、信じられない。
/1890ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ