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蕩けるようなキスをして
第5章 卵焼き
「え?」
「昼休み付き合ってくれて、ありがと」
「…あなたは?授業入ってないの?」
「サボり。なんかそんな気分じゃない」
柔らかな栗色の癖毛を手で梳きながら、陸は苦笑した。
「ただでさえ俺といると目立つのに、わざわざ人目につくような場所に連れて来てごめんね。暫くは俺絡みでなんか言われるかもしれないけれど、いいとこ一週間だと思う。人の噂なんて、そんなもん。特に俺に関係する事なんか、すぐに忘れてってくれるから-」
暫く我慢してくれると、嬉しい-気怠く、陸はベンチの肘掛けに肘を乗せ、頬杖をついた。
「バイバイ、おねーさん」
陸は、ひらひらと、華夜子に向け右手を振った。
やっと、解放してくれた。
華夜子は、ほっと息を吐(つ)いた。
喜び、立ち上がろうとし、去り際に見た陸の横顔に、つい、息を呑んでしまう。
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