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蕩けるようなキスをして
第5章 卵焼き
「華夜子と話をするようになってからまだ一度も、笑った顔を見た事ない。折角そんな美人なのに勿体ない」
言って、陸はからかうように、華夜子を見た。
「それはっ…!」
だって、楽しい事なんか。
面白い事なんか。
言おうとして、でも、とりあえず、止めておこうとしたのに、
「まあ、俺と一緒じゃ、楽しい事なんかなんもないか」
唇を歪め、陸は華夜子の頭を再度撫でた後(のち)、その手を離し、寄り添っていた身体も避(よ)けた。
そして腰を上げ、広く空いてたベンチの左端に座り直した。
ふたりの間に突如出現する、空間。
華夜子の目は、思わず、彼を追った。
あんなに近くにいたのに、今は遠いその隅で、陸は彼女に告げた。
「午後の講義始まる時間じゃない?」
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