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蕩けるようなキスをして
第4章 謝罪
強がってみても、声の震えは隠しようがなかった。
求めに応じた華夜子に、陸は満ち足りた笑みを浮べ、彼女の耳からようやく唇を離す。
「威勢のいい女も嫌いじゃないけど、素直な女はもっと好きだよ」
笑う陸の横顔を、華夜子は張り倒したい程の衝動に駆られる。
間違いなく、関わってはいけない種類の人間だ。
今までは大学のどこかでたまに見かけるくらいだった。
その時から、自分とは違う人種だと思ってた。
一生、自分とは関わり合いのない人だと思っていた。
なのに。
たまたま。
本当に、偶然。
一昨日、あの教室の扉に手をかけてしまったばかりに。
彼へ続くドアを開いてしまったばっかりに。
悔やんでも、もう、遅い。
もう、こんなに、散々な思いをさせられて。
求めに応じた華夜子に、陸は満ち足りた笑みを浮べ、彼女の耳からようやく唇を離す。
「威勢のいい女も嫌いじゃないけど、素直な女はもっと好きだよ」
笑う陸の横顔を、華夜子は張り倒したい程の衝動に駆られる。
間違いなく、関わってはいけない種類の人間だ。
今までは大学のどこかでたまに見かけるくらいだった。
その時から、自分とは違う人種だと思ってた。
一生、自分とは関わり合いのない人だと思っていた。
なのに。
たまたま。
本当に、偶然。
一昨日、あの教室の扉に手をかけてしまったばかりに。
彼へ続くドアを開いてしまったばっかりに。
悔やんでも、もう、遅い。
もう、こんなに、散々な思いをさせられて。

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