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蕩けるようなキスをして
第29章 嫉妬
しかし。
華夜子は首を振る。
彼の願いを、強く、拒否する。
「…笑わない」
「え?」
「笑わないよ、陸-」
華夜子は、真剣な表情で否定する。
そう?-そんな彼女の姿を、陸もまた嬉しく思い、胸の中心が熱くなる。
楽しみだったのは、私も、同じ。
あんまり楽しみで、約束よりもだいぶ早い時間に着いてしまったくらいに。
おんなじなのに、笑うなんて。
おんなじ気持ちでいてくれた事に、こんなにも感激しているのに。
笑うだなんて、絶対、しない-。
彼も、自分と同じような想いでいてくれたのに、何を思い悩んでいたんだろう。
華夜子は首を振る。
彼の願いを、強く、拒否する。
「…笑わない」
「え?」
「笑わないよ、陸-」
華夜子は、真剣な表情で否定する。
そう?-そんな彼女の姿を、陸もまた嬉しく思い、胸の中心が熱くなる。
楽しみだったのは、私も、同じ。
あんまり楽しみで、約束よりもだいぶ早い時間に着いてしまったくらいに。
おんなじなのに、笑うなんて。
おんなじ気持ちでいてくれた事に、こんなにも感激しているのに。
笑うだなんて、絶対、しない-。
彼も、自分と同じような想いでいてくれたのに、何を思い悩んでいたんだろう。

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