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蕩けるようなキスをして
第29章 嫉妬
だって、私。
だって、私と、約束をして。
だって、彼と待ち合わせてるのは、この私-…。
見ていていたくないのに、目を逸らせない。
腕どころか、彼に身体全体を密着させ、媚びるように笑う彼女の姿に、心の奥底がざわめく。
ざわざわする。
なんなの、この感情。
なんなの、私。
自分の心なのに、自分が分からない。
そんなに嫌なら、見なきゃいいのに。
そんなに気になるのなら、自分から彼に歩み寄ればいいのに。
そんなに彼女に腹を立てているのなら、訊けばいいのに。
あなたは、誰。
彼と約束したのは、私。
その手を、離してと-。
だって、私と、約束をして。
だって、彼と待ち合わせてるのは、この私-…。
見ていていたくないのに、目を逸らせない。
腕どころか、彼に身体全体を密着させ、媚びるように笑う彼女の姿に、心の奥底がざわめく。
ざわざわする。
なんなの、この感情。
なんなの、私。
自分の心なのに、自分が分からない。
そんなに嫌なら、見なきゃいいのに。
そんなに気になるのなら、自分から彼に歩み寄ればいいのに。
そんなに彼女に腹を立てているのなら、訊けばいいのに。
あなたは、誰。
彼と約束したのは、私。
その手を、離してと-。

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