この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
蕩けるようなキスをして
第27章 約束
華夜は華夜のままで十分なのに-俯いたまま面を上げれない彼女の耳に、彼の声が届く。
「華夜子が俺なんかの為に、わざわざそんな努力をすると言うのなら。俺も一緒になってやらなきゃいけなくなるじゃん」
愉快そうに喉を鳴らされ、そこでようやく、華夜子は彼と目を合わせた。
どういう、意味-?
問い掛けるように見れば、陸は意味あり気な視線を彼女に送って寄越した。
「でも、まあ。俺なんか、今日から既に、開き直ってやってたけど。擦れ違い様、嫌な顔をされても。あんな頭悪くて軽そうな奴が相手なのかって、残念そうに溜め息吐かれても。お前には勿体なさ過ぎるだろって、軽蔑の眼差しを向けられても。だからどうした、羨ましいだろって、逆に嗤って挑発してやった」
肩を揺らし、思い出し笑しをする陸に、華夜子は増々訳が分からない。
「陸。なんの話を-」
-しているの。
繋いだままの手を少しだけ引き、答えを促す。
優しく、握り返される、それ。
/1890ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ