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蕩けるようなキスをして
第18章 会いたい
寝苦しさを感じ、目が覚めた。
寝汗で、長い栗色の髪が頬や首に張り付いている。
額も薄っすら、汗ばんでいる。
就寝時にタイマーをかけたエアコンが切れ、室内は夏の暑苦しい空気で満たされていた。
カーテンの隙間から、白い光が零れている。
枕元に置いてあるスマホで、時刻を確認する。
午前七時。
新しい朝がきたようだ。
ちょうど良い時間に目覚めたようで-そろそろ起きようか。
でも、すぐには、身体を起こさない。
ベッドの中で、少しの間、スマホを弄ってから。
リモコンを操作し、エアコンを稼働させる。
程なく、少しずつ、自室の温度が下がり始める。
快適になり始めた部屋で、ベッドに横になりながら、スマホの操作。
夏休みは、朝の時間もゆったりで、嬉しい。
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