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蕩けるようなキスをして
第74章 あとがき
11カ月もの長期に渡り、拙作を読んで下さりありがとうございました。

作者はプロットなし、日々ひたすら書き連ね、書き上げた分はその日の内に更新…というスタイルをとっております。
なので、ここまでの長編になってしまったのは、構成の甘さが一因だったのではないかと推測されます。
想像以上の長編となってしまい、読者の皆さまには申し訳ありませんでした。
あまりの長さに、途中で読むのを放棄されてしまった方も中にはきっといたかと思われます。
それにもかかわらず、このあとがきにまで目を通して下さっている方々は、最後まで物語を読了してくれていると思われ…感謝以外の言葉がありません。

また、物語後半の、華夜の過去の恋愛話への展開は、正直ご不満に思われた読者さまも少なからずおったように思われます。
(あくまでも、目に見える数字からの予想でしかありませんが)
ふたりの想いが通じ、結ばれた辺りが、やはり物語の一番の盛り上がりであり、普通の恋愛小説であったのならば、そこで完結でした。
ただ、どうしても省く事の出来ないエピソードであった事、ご理解いただければありがたいです。

構成をきちんとし、もっと筆力のある作者でしたら、今回のページ数の半分以下でも余裕で書き切れたでしょう。
ひとつひとつの出来事がいちいち長く、テンポの悪さも否めません。
作者自身が、それは一番良く分かっております。
ただそれが、作者の執筆のスタイルでもあります。
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