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蕩けるようなキスをして
第72章 最愛
脚はいつの間にか大きく割られていた。
一糸纏わぬ上半身と違い、こちらはまだ何も脱がされてはいなかったが、はしたなさを否定出来ない格好だった。
スカートは捲れ上がり-タイツを履いてはいたが、その下に身に付けた薄い水色の下着は透けて見えていた。
全てを晒していない分、ある意味欲を掻き立てられる姿とも言えた。
そんなあられもない身体を妖艶に捩り、快楽を訴えてくる華夜子に、陸はあっと言う間に欲情する。
太股を撫で回してやれば、再び華夜子の脚はびくりと震える。
陸は満足げに笑い、彼女を呼んだ。
「華夜…ここでいい?それともベッド?」
-どっちでする?
問われるが、なんだか恥ずかしくて華夜子は答えられない。
ベッドを選択したいところだが-単に気にし過ぎだろうけども、なんだかもの凄くやる気に思われてもやだな、とか。
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