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蕩けるようなキスをして
第72章 最愛
「本当に結婚していた訳でもないのに、妄想の中を生きてる痛くて危ない女だなあって、正直ちょっと引いてしまった?」
揶揄するような華夜子の口調に、陸は即答した。
「思わないよ。思う訳がない」
「陸なら、きっと絶対、そう言ってくれるって思ってた-」
華夜子が笑えば、陸の口元も優しく、緩む。
「仮にも女子学生がひとりで、男の先生の部屋を頻繁に訪ねる訳にもいかないから、留以にいつも協力してもらってた。ふたりで先生の研究室に、質問や参考書を借りによく行った。留以が先に部屋を出て、その後のほんの数分が、私と先生に与えられた時間の全てだった。…もっとも。それも、冬休み前と明けて春休みに入る前までの、少しの期間だったけれどね。…あ、こんな話、陸は聞きたくないかな」
華夜子は話を中断しようとしたが、陸は続きを促した。
「華夜さえ良ければ…聞いててもいい?」
「…怒らない?」
「だから。そんな毎回不機嫌になったりしねーよ。そんなに俺、嫌な態度とってたっけ?」
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