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蕩けるようなキスをして
第14章 受信
騒ぎまくって、このやりきれない想いを、忘れたい。
ほんの一時(ひととき)でもいいから-…。
カフェテリアに入り、先程まで座っていた席へ行けば、いつもの四、五人の仲間。
それにどこから沸いて出たのか、女子学生が、三人。
多分、自分は見た事がない。
名前も学年も知らない。
なのに。
席へ着席しようと近付けば、
「陸、待ってたよ~」
その中の一人が、こっちはどこの誰なのかも一切分からないのに、なんの躊躇もなく、馴れ馴れしく、自分のそれを腕に絡めてくる。
ウエーブのかかった長い髪が、腕を撫でる。
いつもならそんな事、なんとも思わないのに。
今日に限っては-理由は分かってる。
酷くいらいらする。
ほんの一時(ひととき)でもいいから-…。
カフェテリアに入り、先程まで座っていた席へ行けば、いつもの四、五人の仲間。
それにどこから沸いて出たのか、女子学生が、三人。
多分、自分は見た事がない。
名前も学年も知らない。
なのに。
席へ着席しようと近付けば、
「陸、待ってたよ~」
その中の一人が、こっちはどこの誰なのかも一切分からないのに、なんの躊躇もなく、馴れ馴れしく、自分のそれを腕に絡めてくる。
ウエーブのかかった長い髪が、腕を撫でる。
いつもならそんな事、なんとも思わないのに。
今日に限っては-理由は分かってる。
酷くいらいらする。

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