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蕩けるようなキスをして
第69章 求める夜
「気のせいならいいけど。なんか陸…その、辛そうだから?」
「え…?」
彼女が何を言いたいのか、まるで真意が読めず、陸は眉を顰(ひそ)める。
そんな彼の様子に、増々華夜子は胃がきゅっとなるが、勇気を出す。
「…わ、私として、いいのかなって」
「何が?」
「私が相手で、陸は…その、気持ちいいって思ってるのかなって」
何を言われるのかと思ったら-陸は絶句してしまう。
「私は凄く…いいけれど。陸はどうなんだろうって、ふと思ったから。だから-」
-気になってしまって。
そんな事、訊くまでもない事なのに-陸は呆れた。
この世で一番の愚問だった。
「辛いに決まってるだろ」
陸が吐いた台詞に、華夜子の表情が強張る。
「苦しくて当然だろ」
華夜子はもう、何も言えない。
「え…?」
彼女が何を言いたいのか、まるで真意が読めず、陸は眉を顰(ひそ)める。
そんな彼の様子に、増々華夜子は胃がきゅっとなるが、勇気を出す。
「…わ、私として、いいのかなって」
「何が?」
「私が相手で、陸は…その、気持ちいいって思ってるのかなって」
何を言われるのかと思ったら-陸は絶句してしまう。
「私は凄く…いいけれど。陸はどうなんだろうって、ふと思ったから。だから-」
-気になってしまって。
そんな事、訊くまでもない事なのに-陸は呆れた。
この世で一番の愚問だった。
「辛いに決まってるだろ」
陸が吐いた台詞に、華夜子の表情が強張る。
「苦しくて当然だろ」
華夜子はもう、何も言えない。

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