この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
蕩けるようなキスをして
第69章 求める夜
ようやく結合したそこも、キスを交わす唇も、熱くて堪らなかった。
互いの全てを欲するように口付けを貪り、混じり合った唾液の音を残し、唇は離れる。
愛欲に縁どられた双眸が、情欲に塗れたお互いを映し出す。
「かや…」
ともすれば欲をすぐにでも吐き出せそうだった。
暴れ回る寸前の下半身を必死に抑え、陸は目の前の彼女を呼んだ。
色欲に溺れた瞳で見返され、陸の屹立したものがどくんと、脈打つ。
「痛くなかった?」
欲望のままに動き出すガキじゃない-その思いだけが、今の陸をどうにか支えている。
まだ初めてに限りなく近い彼女を気遣わずに、自分勝手には始められなかった。
不安の中彼女の答えを待てば、華夜子は泣きそうにも見える表情で微笑んだ。
「うん…平気」
そのひとことに、陸は心底安堵する。
泣く程の痛みや苦痛は-可能なら、もう、与えたくなかった。
彼女の初めての相手になれて、こんなにも喜ばしい事はないと思っていたけれど。
/1890ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ