この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
蕩けるようなキスをして
第69章 求める夜
ようやく結合したそこも、キスを交わす唇も、熱くて堪らなかった。
互いの全てを欲するように口付けを貪り、混じり合った唾液の音を残し、唇は離れる。
愛欲に縁どられた双眸が、情欲に塗れたお互いを映し出す。
「かや…」
ともすれば欲をすぐにでも吐き出せそうだった。
暴れ回る寸前の下半身を必死に抑え、陸は目の前の彼女を呼んだ。
色欲に溺れた瞳で見返され、陸の屹立したものがどくんと、脈打つ。
「痛くなかった?」
欲望のままに動き出すガキじゃない-その思いだけが、今の陸をどうにか支えている。
まだ初めてに限りなく近い彼女を気遣わずに、自分勝手には始められなかった。
不安の中彼女の答えを待てば、華夜子は泣きそうにも見える表情で微笑んだ。
「うん…平気」
そのひとことに、陸は心底安堵する。
泣く程の痛みや苦痛は-可能なら、もう、与えたくなかった。
彼女の初めての相手になれて、こんなにも喜ばしい事はないと思っていたけれど。
互いの全てを欲するように口付けを貪り、混じり合った唾液の音を残し、唇は離れる。
愛欲に縁どられた双眸が、情欲に塗れたお互いを映し出す。
「かや…」
ともすれば欲をすぐにでも吐き出せそうだった。
暴れ回る寸前の下半身を必死に抑え、陸は目の前の彼女を呼んだ。
色欲に溺れた瞳で見返され、陸の屹立したものがどくんと、脈打つ。
「痛くなかった?」
欲望のままに動き出すガキじゃない-その思いだけが、今の陸をどうにか支えている。
まだ初めてに限りなく近い彼女を気遣わずに、自分勝手には始められなかった。
不安の中彼女の答えを待てば、華夜子は泣きそうにも見える表情で微笑んだ。
「うん…平気」
そのひとことに、陸は心底安堵する。
泣く程の痛みや苦痛は-可能なら、もう、与えたくなかった。
彼女の初めての相手になれて、こんなにも喜ばしい事はないと思っていたけれど。

作品検索
しおりをはさむ
姉妹サイトリンク 開く


